Bijyuアンバサダー中村美日子

No.4 マインドフルネス3「どんな感情も感じていい」

メイン

 

こんばんは。

 

 

 

Bijyuアンバサダーの中村美日子です。

 

 

 

 

 

マインドフルネスについてお伝えしていますが、今日で3回目の更新となりました。

 

 

 

今日のテーマは「どんな感情も感じていい」です。

 

 

 

湧き上がるどんな想い、感情も感じていいということをお伝えします。

 

 

 

前回のABC理論では、(読んでない方はページ下部のバックナンバーをご覧ください。)

 

 

 

ある出来事に対してとらえ方というものは、あなたの信念や常識や前提といったものが大きくかかわっているということを説明しました。

 

 

 

だから事実はどうあれ、物事というものが絶対的に悪い・良いというのはなく、どの眼鏡で見ているのか?ということです。

 

 

 

では例えば、あなたが仕事をクビになったとします。

 

「今月いっぱいで来なくていいよ」なんていわれたらどうしましょう?

 

 

 

当然悲しい、不安、悔しい、どうしよう、混乱、困惑、恥・・・・といった感情を感じるだろうと思います。

 

 

 

そしてどうするでしょう?

 

 

 

このマイナスの気持ちを何とかしようとして、お酒を飲んだり、友人に会ったり、家族に話したり、ギャンブルをしたり、旅行に出かけたり、ヨガをしたり、こんこんと寝たりしたとします。

 

 

 

それ以外の発散法があるかもしれないですが、とりあえずはこのあたりで。

 

 

 

通常はこのマイナスの感情、ネガティブな気持ちは「何とか対処して、うまくコントロールしなくてはならない」という感覚に駆られます。

 

 

 

ネガティブは嫌ですからね。

 

でも、その「うまく対処してやろう」ということがむしろ実はそのネガティブな気持ちを持続させるという逆説だと、マインドフルネスストレス低減法において言われています。

 

 

 

 

 

私たちは問題があると必ずいつも解決を迫られてきました。

 

テストの点数が悪ければ、どうしてミスをしたのか考え、反復し、二度とその間違えをしない方法で学習させられてきたわけです。

 

 

 

 

 

なぜこのストレス発散と思ってやる行動が実は逆効果だと思いますか?

 

 

 

 

 

ここで一つチャレンジしてください。

 

 

 

この数字を覚えてみましょう。

 

 

 

1605256

 

 

 

この数字を覚えてください。

 

見て、そして空で言えますか?

 

 

 

言えますよね?

 

 

 

でも、おそらく5分後には忘れているかもしれません。

 

 

 

こうした記憶を超短期記憶といいます。

 

 

 

ではこれはどうでしょう?

 

 

 

親友の子供は平成160525日に6歳になった。

 

 

 

こうして意味づけをすると、少し覚えやすくなり、記憶が長続きして、長い人だと何日かは持ちますね。

 

 

 

意味づけってとても大事で、記憶が長くなります。これを短期記憶です。でもすぐ忘れますね。

 

では、これが自分の子供の誕生日ならどうですか?

 

 

 

どんなにおじいさん、おばあさんになっても覚えていますよね。

 

これは長期記憶というんです。

 

 

 

なぜずっと覚えているかというと、何度も何度も思い出すからです。

 

何度も私の子は525日生まれだ〜、って無意識に思うことで記憶が定着します。

 

 

 

記憶の定着はとにかく反復です。

 

 

 

 

 

最初の話に戻ります。

 

 

 

記憶の定着は、反復でした。

 

 

 

ネガティブな気持ちを解決しようとして、人に話したり、飲んだり、旅行に行けば行くほど、そのネガティブな気持ちは持続し、記憶に定着していくということです。

 

 

 

 

 

ではどうしたらいいのか?

 

ということをマインドフルネスの中で唱えているんです。

 

 

 

それは、とても私が好きな表現です。

 

「感情を解決しようとして何かをすることは、まるで泥水を綺麗にしようとして一生懸命かき回しているようなものだ。泥水は、ただ静かに待てば水と泥に分離し、やがて澄んだ水となるのに。」

 

 

 

ということ。

 

 

 

つまり、クビになったとして「悲しい・困惑・混乱・恥」といった感情が出てきたらそれは悪いものではないのです。

 

喜怒哀楽があるのが人だから。

 

 

 

そこでその感情を何とかしようと転換せず、「悲しいね」「困ったね」「混乱しちゃうよね」「恥ずかしいよね」とただ認め、そして心にその感情の居場所を作ります。

 

 

 

そして、ただ日常を重ねていくのです。

 

 

 

今この瞬間に集中して時間を積み重ねていけば、その出来事はやがて古くなり、古い映画を見ている程度のエピソードになっていきます。

 

 

 

だから、「どんな感情も感じていい。あるがままにいなさい」ということなのだと思います。

 

 

 

私もそれがなかなか難しいことも多いです。

 

 

 

でも、きっと必ずどうせ何とかなるから、大丈夫だと思える。

 

 

 

自分の感情を大切にしていき、決して人に打ち明けることなくいるのもまたいいものです。

 

 

 

 

 

全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター 中村 美日子
Bijyuアンバサダー
全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター

中村 美日子

ヨガの素晴らしさを伝えたい想いから、ハワイへ単身留学し200時間のトレーニングを経て、全米ヨガアライアンス認定ヨガ講師RYT200を取得。 手軽に身近にヨガができるよう、出張ヨガ専門スタジオLovePranaYogaを始めました。学校やオフィス、病院などでのイベントヨガも承っております。
出張ヨガ専門スタジオLove Prana Yoga札幌
出張ヨガ専門スタジオLove Prana Yoga札幌
http://www.lovepranayoga.com/