顔が老けて見えるポイント〜大切なのは原因をしること〜 第5回老けて見えるポイント〜「たるみ」その1

老けて見えるポイント〜「たるみ」その1

「たるみ」これはもう老けて見えるポイントの1位でしょう。
そして最も女性を嫌な気分にさせ、悩ませるものではないでしょうか。

「たるみ」というものは、「肌の弾力の低下」ということです。
つまり弾力繊維(コラーゲン、エラスチン)の減少で、肌のハリの減少とも言えます。これは表皮ではなく真皮の問題です。

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正直なところ、この「たるみ」に抗うことはできません。
加齢というものがある限り必ず起こる現象なのです。

「たるみ」を起こさないためには、「血液やリンパ液の循環を良くし、水分、脂質のバランスを完璧に整え、すばらしい新陳代謝のままでいること」しかありません。これは、加齢のなかで不可能です。
老化に逆らうことは不老の薬でも飲まない限り無理なのです。
だからといって「たるみ」をあきらめることは出来ないものです。
中にはあきらめの早い方もいらっしゃるかもしれませんが…
では、どうしたらいいのか!やはり、抗うことです。
先ほどの「血液やリンパ液の循環を良くして新陳代謝を高める」に、少しでも近づくしかありません。それだけ、年齢とともにそれらの循環は悪くなり新陳代謝は落ちていくのです。
そして抗うにも原因を知ることが大事になるのです。

「たるみ」の原因、人により本当にさまざまです。
さらには!「たるみ」の難しいところですが、原因の前に肌質(もともと自分の持っている肌の質)も理解しておく必要があります。

肌質は生まれ持ったもので肌質と大きく書かせて頂いてますが、わかりやすく言うと

1. 筋肉の量
2. 筋肉の質
3. 顔の骨格

原因の前にこの3つにより個々に大きく違います。

1. 筋肉の量
これが多い人と少ない人では「たるみ」が違います。
もう一つ、筋肉と脂肪はすぐそばに寄り添っています。
なので筋肉の量は(筋肉と脂肪の量)とも言えます。
多い人は改善しやすいです。少ない人は残念ながら逆でしにくいです。
これを最初に理解しておく必要があります。
世の中に太りやすい人、痩せやすい人や、体力のある人、ない人などがいるのと同じことです。
少ない人は少し多くの努力が必要となります。
筋肉の量が多いということはポンプがそれだけ多いということなので血液などの流れを良くしてくれます。そして多い分、骨のそばにくっつきやすく離れて下がっていくことが起こりにくいです。

2.筋肉の質
これは身体と全く同じと考えれるので簡単です。
筋肉の強い、弱いです。
筋肉が強くて筋力がつきやすい人はやはりたるみにくいのですが、弱い人はたるいやすいです。
やわらかすぎる顔(筋肉)、これもまた注意深さが必要です。

3.顔の骨格
骨格も生まれ持った形です。
骨格は筋肉を支えるのにとても役に立ってくれるものです。
四角、長方形、三角形、丸形、たまご形などによって「たるみ」の出やすさは大きく異なります。
ひとつ例をあげると、四角くてエラの張り気味な人は非常にたるみにくいです。

この3つの原因の前の肌質(顔質と言いたいところです)の組合わせにより、自分の「たるみ」のタイプを理解し、原因追及につなげましょう。
少しややこしい話になりましたが、次回に続きます。

フィルドリップサロン オーナーエステティシャン 小柳亜紀
監修
フィルドリップサロン
オーナーエステティシャン

小柳 亜紀

1996年広告代理店から独立し起業。2001年fildlipにてインストラクターのディプロマを取得。2002年フェイシャル専門のエステティックサロン「fildlipサポートサロン円山店」をオープン。2003年「fildlipサポートサロン狸小路店」として中央区狸小路に移転。
フェイシャル専門のエステティシャンとして、あらゆる肌トラブルに対応してくれるお肌のスペシャリスト。15年以上通い続けるゲストがいるほど、技術同様キメ細やかな接客に定評がある。