アートセラピーサロン ま・れうれう 心理カウンセラー・絵画療法士 松谷桂子 連載コラム 第2回「色から心のメッセージを受け取ってみよう。」

色から心のメッセージを受け取ってみよう。


みなさん、こんにちは。
アートセラピストの松谷桂子です。
今回のテーマは、色についてです。今、気になる色は何色でしょうか?あなたのまわりにはどんな色彩が溢れていますか?もし、色があなたの心からのメッセージだとしたら、どんなことを伝えようとしているのでしょうか?頑張り過ぎかもとか、本当はこんなことを望んでいるんだよ、こんな夢があるんだよねとか、色から発する心のメッセージは、とってもおしゃべりでストレートです。

塗り絵やにじみ絵などのアートセラピー的な要素を取り入れると、メッセージを受け取れるだけでなく、心を浄化し解放させていく作用も期待できます。もちろん、色には、その人個人の心模様や物語が織り込まれいるので、この色はこう!とか断定することはできません。でもね、色とじっくり向き合うと、心と対話するためのヒントがみつかるのです。

そのやり方はとてもシンプル。
毎日、どんな色が気になるのか?
その時の身体の調子はどんな感じだったか?
感情はどんな感じだったか?
その時、どんな出来事があったのか?など色と生活を照らし合わせていくことなのです。
色は、人間の身体やメンタルに影響を及ぼしています。

例えば、赤は血圧や体温を上げ、青は精神を沈静させる効果があります。
オレンジ、黄色は気持ちを軽やかに明るくしてくれます。
茶色はなにかをすごく手にいれたいという気持ちを表しています。
黒は意志の強さや威厳を示したりと、個性を抑えるビジネスシーンでは便利な色ですが、日常的に身につけると頑固になり、素直さや思いやり、優しさに欠けていくこともあります。
カラフル
また、ホルモン代謝や循環を悪くしてしまいしがちなので、シミ、シワなど肌を老けさせることもあります。女性は注意したいですよね。
色に意識を向けて過ごしていると、好きな色や、目に止まる色が突然変化することがあります。それは、そのときの体調や心の状態が変化しているとも言えます。

日々の生活の中で、気持ちよさや綺麗な色彩を取り入れていくことで、心が和らぐこともあります。
色をカラフルに使えることは、協調性があり、柔軟性、順応性が高いと言われます。
たくさんの色との対話をすることで、心のメッセージや欲求が見えてくることもあります。
あなたの心に寄り添う色を見つけて、メッセージを受け取ってみては如何でしょうか。
きっと、今まで気づかなかった何かを知るきっかけになるかもしれません。

アートセラピーサロン ま・れうれう 心理カウンセラー・絵画療法士 松谷桂子
監修
アートセラピーサロン「ま・れうれう」
心理カウンセラー・絵画療法士 

松谷 桂子

学校・幼稚園での講演会や子供の絵画分析、企業向けカウンセリング講座、コミュニケーション向上研修会、リスナー教育などを行っている。メディア取材として、のりゆきのトークDE北海道の心理テスト「今日のア・タ・シ」の監修や、道新オントナにて心理テストの監修、ケイコとマナブ(情報誌・リクルート出版)の心理テストの監修など各メディアからの評価も高い。