アートセラピーサロン ま・れうれう 心理カウンセラー・絵画療法士 松谷桂子 連載コラム 第8回「ライフスタイルにセラピーを取り入れよう!」

ライフスタイルにセラピーを取り入れよう!

こんにちは。アートセラピストの松谷桂子です。
今回は、「ライフスタイルにセラピーを取り入れよう」をテーマにお話をします。
北海道にも春の日差し降り注ぎ、雪の合間からふきのとうや桜の開花便りが届く季節となり、ココロも弾みますよね。
そんな解放的な気持ちになる時期だからこそ、生活にセラピーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
セラピーって悩みのある人やトラウマ、問題を解決するために、治療目的で行うものという認識を持たれている方も多いのでは。

でも、セラピーは、
1.感情の浄化
2.自己表現
3.思考整理
4.ココロの中にある自分の本質を受け取る
などたくさんの効果が期待されます。
私達は日々、膨大な情報と人間関係の繋がりの中で生きています。
脳は、情報の取捨選択にフル稼働し、感情や五感などの体感は後回しになりがち。

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そもそも、その情報はわたしに取り入れる必要あるの?とさえ、自分に問う暇もないくらいに忙しく働いています。
ココロや自分に戻ることが難しい時間を生きているのかもしれません。

セラピーの醍醐味って"わたし"に触れ、"わたし"になっていく時間を味わうこと!なんです。
今のわたしに何を与えるか。そして、どう在りたいか=Beingを知り、「足ることを知る」を体験する流れにいること。
ただそのことを自分に与えることからセラピーが始まります。
私達の生活はとにかく、やるべきこと、やらないといけないこと、目的や使命?!といったTo doに縛られてしまいがち。
もちろん、そのことが良い、悪いではありません。充実感、達成感、生きがい、様々な欲求をみたすことにもなります。
でも、たまにはリラクッスし、スピードを落とし、周りの景色を眺めながら、呼吸しないと身体が疲弊し、周りの事柄に敏感に反応し、影響を過剰に受けてしまいがち。
だからこそ、新生活が始まるこの時期にセラピーを取り入れたライフスタイルを過ごすことがオススメ。
難しく考えたり、お金をかけて力をいれて頑張ることは必要ありません。
セラピーのポイントは、五感をフルに使うだけ。
嗅覚を刺激し、アロマやお花の香りを楽しんだり、野菜や果物の食感や触れた感覚を味わってみたり、身体をゆるませてみたり、塗り絵をしてみたり、料理を作って食べてみたりなど生活の中でちょっぴり、意識を目の前のことに向けてみましょう。
なんとなくとか、考え事やスマホしながらの"ながら"ではなく、今やっていることにココロを傾けていくだけ。
例えば、今日の"わたし"に「なにをたべる?」とか「今、ちょっぴり疲れている?」って聞いてあげて、身体が求めるものを食べてみたり、気分に合ったことをしてみるだけでもオーケー。
そんなささやかな時間の積み重ねが、ココロに栄養を与えていきます。
そのプロセスからあなたらしさが芽生えていくはず。
そんな未知なる可能性にワクワクしながら、今日のわたしに寄り添い、今日はどんな感じって聴いてあげることがわたしを好きになっていくはじめの一歩なのかもしれませんね。


アートセラピーサロン ま・れうれう 心理カウンセラー・絵画療法士 松谷桂子
監修
アートセラピーサロン「ま・れうれう」
心理カウンセラー・絵画療法士 

松谷 桂子

学校・幼稚園での講演会や子供の絵画分析、企業向けカウンセリング講座、コミュニケーション向上研修会、リスナー教育などを行っている。メディア取材として、のりゆきのトークDE北海道の心理テスト「今日のア・タ・シ」の監修や、道新オントナにて心理テストの監修、ケイコとマナブ(情報誌・リクルート出版)の心理テストの監修など各メディアからの評価も高い。