梅本 光江 連載コラム 暮らしを彩るWatashiiro 第8回「クリスマスのキャンドル……」

クリスマスのキャンドル……

とうとう冬の到来、真っ白な雪が降ってきました。
12月の声が聞こえ始めるともうどこもかしこも何となくあわただしさが漂い、車の往来もいつもより何だか多い気がするものです。街行く人々はイルミネーションの輝きに照らし出され、素敵な音楽の音色に心躍らせているかのようにも感じられます。

そう、もう少しでだれもが待ちわびているクリスマスがやってくるのです。子どもも、大人も本当にトナカイに乗ったサンタクロースに会えるのを待っているのかもしれません。

そんなクリスマスには皆さん、どんなおもてなしで過ごしますか?
心のこもったお得意のお料理、選びに選んだとっておきのプレゼント、暖かいお部屋に飾る綺麗なお花、沢山の素晴らしいおもてなしがきっとあるのでしょうね!

クリスマスに欠かせないのはいつまでも枯れない緑のもの、樅の木。
赤いもの、木の実、たとえばサンキライ。それからキラキラひかるキャンドルの光。
本来は厳かに、“お家でゆっくりと素敵な一夜を家族そろって過す”そんな一日だと言うことです。

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そこで今回は、キラキラ光るキャンドルの飾り方を少しご紹介します。私達日本人はキャンドルを卓上に灯すとか、玄関に飾る、とかには少し抵抗があり、慣れない気がするのですが、このキャンドル、たとえばトレイや大皿の上に長さの違うもの、太さの違うもの、それらを集めて高低差をつけて飾るアイディアです。空間に動きが出来て何とも素敵な飾りになると思うのです。キャンドルの周りには緑の樅の木や柊、キラキラのオーナメントや赤い実、かわいらしいサンタクロースを飾っても愉しい空間です。キャンドルスタンドの変わりに大小さまざまなワイングラスをさかさまにしてキャンドルを載せてもグッドアイディア。

ゆらゆら炎が揺れる明かりは心が落ち着いて気持ちもやわらぎクリスマスの夜にはぴったりな雰囲気です。
どうぞ、今年のクリスマス、キャンドルをステキに飾ってたのしんでみてはいかがでしょうか?

サロン・ド・テーブルUmemoto 代表 梅本 光江
監修
サロン・ド・テーブルUmemoto
代表 

梅本 光江

学生の頃から花の美しさに魅せられ華道を学ぶ。
その後、ヨーロッパのフラワーアレンジメントやテーブルコーディネートに関心を持つようになり、インストラクターを取得。
現在、札幌で唯一のお花・お料理・テーブルセッティングを中心としたおもてなしとマナー教室、そしてプリザーブドフラワーの教室を開講。その他、ギフトやウエディングブーケ、ディスプレイなども手がけている。